Recorded Futureはこのほど、「Cybersecurity Awareness Month: Gamifying Cybersecurity Training」において、従業員へのサイバーセキュリティトレーニングの卓上演習にゲーミフィケーションを取り入れる重要性を解説した。演習に参加した従業員は脅威を特定して軽減し、危機時に効果的かつ協力して対応する能力を身につけられるとしている。
ゲーミフィケーションの効果
ゲーミフィケーションとは、ゲーム以外のものに、ゲームのメカニズムやデザイン要素を取り入れて、ゲームのような楽しさを創出しようとする取り組み。
サイバーセキュリティトレーニングにゲーミフィケーションを取り入れることで、演習にゲーム要素を加え、より楽しく思い出深いものにする効果があるという。ポイント、レベル、スコアなどのゲーム要素が従業員の参加意識を向上させ、意欲を高めることにつながる。
特に効果の高い職種は非技術系スタッフで、セキュリティの概念をゲーム形式にすることで親しみを感じられるようになるという。ゲーミフィケーションを取り入れた卓上演習は安全で取り組みやすく、普段セキュリティを意識しない従業員にもインシデント対応スキルを獲得する貴重な機会を提供する。
セキュリティレーニングにゲーミフィケーション導入を
Recorded Futureはより魅力的で効果的にし、従業員に十分な準備をさせることができるとしてトレーニングへのゲーミフィケーション導入を推奨している。また、定期的かつ継続的なトレーニングは企業文化の改善に役立つことから、トレーニング結果のテストを実施して内容の改善を続けることも推奨している。