フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス「SOKUDAN(ソクダン)」を運営するCAMELORSは、2019年7月1月~2024年1月2日までの期間の2289件を対象とした、2024年最新のフリーランス・副業の「Pythonエンジニアの調査レポート」を発表した。

さまざまな分野で需要が高いPython

同調査によるとPythonは言語年収ランキングの3位となり、平均年収は1249万円に上る。中央値年収はそれより少し低い1071万円となっており、月収では平均で104万円、中央値は89万円と高水準。時給で見ても、平均6197円、中央値5313円と高給であることが分かったという。

  • 言語年収ランキング 出典:SOKUDAN Magazine(https://magazine.sokudan.work)

    言語年収ランキング 出典:SOKUDAN Magazine(https://magazine.sokudan.work)

Pythonはリモートワークとの親和性が高い言語であることも分かっており、全体の84%以上の案件が「フルリモート(在宅可)」となっており、場所に縛られない働き方の選択が可能。「一部リモート可」の案件も含めると、ほぼすべてのPython案件でリモートワークが選択できる状況にあるという。

  • Pythonリモート可否 出典:SOKUDAN Magazine(https://magazine.sokudan.work)

    Pythonリモート可否 出典:SOKUDAN Magazine(https://magazine.sokudan.work)

Python案件が最も多いのはSaaS(Software as a Service)分野で全体の約22%を占めている。次いで、そのほかIT関連が18%、AI(人工知能)が13%と続く。エドテック(教育)分野でも10%、コンサルティング業界でも7%程度の案件が存在し、幅広い業界でPythonが求められていることが分かる。

また、Python案件の職種を見ると、バックエンドエンジニアが全体の57%以上を占め、Pythonがサーバサイドの開発で広く使われていることが分かる結果となった。それ以降は、データサイエンティストが13%、フロントエンドエンジニアの案件が7%程度と続いている。