C&Fロジホールディングス、丸和へ質問事項送付 TOB延期や離反リスクも

C&Fロジホールディングス(以下、C&F)は4月10日、AZーCОМ丸和ホールディングスが進めているC&Fの株式公開買い付け(TOB)に関する質問事項を送付した。

 

C&Fは、TOBの延期要請や取引後のリスクなどを提示し、C&Fの大口顧客が離反するリスクなどについて言及した。

 

質問事項として「本公開買付けのスケジュール、スキーム、取引条件」「本件の経緯に関する事実認識」「代表取締役社長である和佐見氏について」「本取引におけるシナジー・ディスシナジー」「財務リスク」「ガバナンス体制」の6つを挙げ、C&F側の意向を提示した。

 

「本公開買付けのスケジュール、スキーム、取引条件」は、公開買い付け開始までの猶予期間を1カ月強と設定した理由ならびに公開買い付け開始時期の延期の検討の可否▽本公開買い付けの下限の引き上げの検討の可否▽当社の株主を含む第三者との間の意思連絡の有無と具体的な内容についてご教示─を提示した。

 

「代表取締役社長である和佐見氏について」は、和佐見氏が保有する当社株式に関する本取引における取り扱いの回答▽和佐見氏による当社株式の取得目的および一連の当社株式の取引がインサイダー取引規制など法令に抵触する可能性についての見解▽和佐見氏による当社株式の取引が本取引の公正性を損なう可能性についての見解▽和佐見氏の退任が本取引後の当社の経営方針に与える影響および後継者候補の育成に関する見解─を挙げた。

 

「本取引におけるシナジー・ディスシナジー」では、「本取引成立後のメーカーや問屋など大口顧客の離反リスクに対する考え方について見解をより具体的に説明。買収が実現した場合に売上高にしてどの程度の規模の顧客離反を想定されているのか」などの質問を提示した。