楽天グループ（楽天）は4月17日、家計管理アプリ「楽天家計簿」の本格提供を開始すると発表した。同社が提供する「楽天カード」や「楽天銀行」をはじめとする各種クレジットカードや銀行口座を連携することが可能で、「楽天市場」や「楽天モバイル」などの楽天グループが提供するサービスの支出を管理することができる。
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「楽天家計簿」画面イメージ
また、各社の証券口座などの資産運用口座と連携した金融資産の管理に関連する機能を追加した有料プランも、2024年内に順次提供する予定。「新NISA制度」の開始によって高まる個人の資産運用・管理への関心を見込んだ機能だ。
楽天が提供開始する家計管理アプリは、同社グループ以外のサービスにおける、銀行口座に振り込まれる給与・賞与などの収入や、クレジットカードの利用、ショッピングサイトや月々の携帯電話利用料金の支払いなどによる支出も一元的に管理できる。
なお、楽天銀行との口座連携は1口座のみ。楽天グループ以外のサービスにおいては、銀行口座は1口座のみと連携可能。それに加えて、その他サービスでは合計3アカウントまで連携することができるという。
また同サービスでは、水道・光熱費、通信費などの固定費や、食費、日用品費などの変動費の支出を項目ごとに自動で分類し、家計全体の収支をひと目でわかるように表示できる。
同社は今後、ユーザーからの意見や要望を反映しながら、将来的にはAI（人工知能）を活用した機能も追加していく考えだ。
