三菱UFJ銀行は3月28日、日立製作所(日立)と協働し、可動式蓄電池と太陽光発電、電気自動車などを組み合わせた環境配慮型店舗の新たな仕組みを三菱UFJ銀行練馬支店に導入し、その有効性の実証を開始することを発表した。

  • 環境に配慮した銀行店舗運営に向けた実証実験

    環境に配慮した銀行店舗運営に向けた実証実験

実証実験の概要

この実証実験は、エネルギーマネジメントシステムからの充放電指示とEV 充放電器に接続したバッテリキューブが連動し、電気自動車および店舗において太陽光発電由来の再エネを最大限活用する充放電制御を実証するもの。日立はバッテリキューブ2台の提供、および設備構成を最適化するエンジニアリングを担う。

具体的には、使用する営業車9台を電気自動車に切り替え、駐車場に設置したソーラーカーポートから太陽光発電により得られた電気を日立の可動式蓄電池(バッテリキューブ)に蓄電し、再生可能エネルギー(再エネ)を最大限活用する。電気自動車を100%再エネで運用すると同時に、店舗のエネルギー自給率を高めるという。

また、店舗の設備(電灯・空調等)を省エネのものに入れ替え、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)最高ランクの5つ星、および「ZEB Ready」認証を取得するほか、エネルギーマネジメントシステムの導入により、店舗におけるエネルギー自給率を可視化し、社員による自発的な省エネ活動を促すという。

将来的には、運用する電気自動車から取り出したバッテリをバッテリキューブとして再利用するなど、よりサステナブルな資源の活用方法について検討していくとしている。

これらの取り組みを通じて環境負荷の低減を図るとともに環境配慮型店舗の運営における課題を抽出し、その解決に向けて三菱UFJ銀行と日立が共同でソリューション構築を目指すとしている

なお、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)は、建築物の省エネルギー性能を評価するための第三者評価機関による認証制度のこと。最高ランクの5つ星と評価された上でさらに省エネルギー性能に優れた建築物はZEBとして認証される。練馬支店では、ZEB認証のうちZEB Ready認証を取得する。同認証を取得には、建物の一次エネルギー消費量を基準値から50%以上削減することが条件だということだ。