Uber Eats Japanは3月28日、アイメッド、大賀薬局、おかぴファーマシーシステム、メドレーの4社向けに、ラストワンマイル配達ソリューション「Uber Direct」を提供開始することを発表した。

薬局向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションや処方薬配達サービスなどを手掛ける4社と共同で、全国47都道府県で月間10万人のアクティブな配達パートナーらによるUber Eatsのデリバリーネットワークを活用して、処方薬の即時配達を可能にするとのことだ。

  • メドレーでの活用例

    メドレーでの活用例

同ソリューションは、パートナー企業の自社サイトやアプリで販売されている商品を、Uber Eatsの配達ネットワークを活用して迅速に届けることを目的とした、ラストワンマイル配達ソリューション。パートナー企業は自社で配達要員の確保や管理をすることなく、即時配達が見込めるという。

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同社はコロナ後も継続して増えている即時配達の需要と多様なライフスタイルに対応するほか、物流の2024年問題などに直面する中で、Uber Directの活用を飲食業だけでなく幅広い小売業のパートナーに提供していくとのことだ。

なお、温度管理など品質の保持に特別の注意を要する薬剤、早急に授与する必要のある薬剤、麻薬や覚醒剤原料、放射性医薬品および毒薬など流通上厳格な管理を要する薬剤、一つの配達注文で患者への請求金額が20 万円を超える薬剤などは配達不可。

また、OTC医薬品を含む医薬品の玄関先への置き配達は禁止で、購入者が届け先に不在の場合は商品を医療機関や薬局店舗に返却する。処方箋薬の配達においては、配達証明として受取人による署名が必須となる。

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