企業のオペレーション改革を支援するスタディストは、多言語対応でセルフ研修可能な業務習得支援システム「Teachme Player」を4月1日から提供開始する。推奨環境はAndroid 11 以上、iOS/iPadOS 15 以上、日本語、英語、中国語、スペイン語、タイ語、ベトナム語など20言語に対応する。月額8,000円(税別)/社で別途「Teachme Biz」が必要となる。

  • (同社資料より)

指導人材不足の課題に実践的な業務習得支援

「Teachme Player」公式サイト

マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を展開する同社が4月1日から新たに人材育成の効率化に向けてスタートさせるのは、トレーナーがつきっきりで指導せずとも業務習得を進められる業務習得支援システム。Teachme Bizで作成したマニュアルを自動音声による説明文の読み上げや自動ページ送りで指定順に再生、早送りや飛ばし読みを抑止する機能なども備えており、着実な学習を端末で実践できる。5月ごろには、ステップ再生後に指定した標準作業時間に自動再生が停止する技能研修モードも実装予定で、"手本"を見てから"実践"するという技能学習に効果的な特許取得(7406761)の機能も加わる。

同社では、能力開発や人材育成に関して何らかの問題があるとする事業所は約8割、内訳では"指導する人材が不足している"が6割を占めている(厚生労働省 令和4年度「能力開発基本調査」)ことや既存ユーザーからの"マニュアルと合わせて指導する人材が必要"といった声を「Teachme Player」提供の背景に挙げている。人材やサービスの多様化が進むことで実践的なマニュアルのニーズがよりいっそう高まっているが、速やかにマニュアルを作成し、これを実践的な業務習得支援へ広げることで指導人材不足の課題解決を目指す。