「ECスキル認定協会」、スキル認定サービスやマッチング提供 第1回説明会を開催

EC事業に関わる個人のスキルを認定する一般社団法人ECスキル認定協会が3月12日には、第1回の説明会を開催した。代表理事を務める日本ECサービス清水将平代表は、「EC業界のリソース不足を解消したい」と設立の思いを語った。

ECスキル認定協会は、EC事業者向け会員サービス「ECマスターズクラブ」を展開する日本ECサービスを中心に、ECコンサル・運営代行のワンプルーフ、Amazonに特化した運営支援を行うウブンなどが賛同し、設立した。

理事は、ワンプルーフの平山和泉代表、ウブンの森岡健太郎代表、ホームアットラストの中田庸夫代表、コマースメディアの井澤孝宏代表、ec visionの小野稜太代表が務める。

「さまざまなシステムや、ノウハウがあっても、EC事業者の労働環境はなかなか改善していない。その解決策としてEC業界の個人のスキルが分かりやすくなれば、EC事業者が必要としたときにサポートが得られやすくなり、労働環境も良くなっていくのではと思い立った」(清水代表理事)と語る。

同協会では、EC事業者だけではなく、EC支援事業者も一緒になり、スキルを持つ個人が活躍できる場を提供できるようにしたいという。

具体的にはネットショップで働いていて経験がある人、ECモールの店舗運営経験がある人、受注管理システムや在庫連携システムの運用経験のある人、商品登録や商品写真の撮影の経験のある人、SNSやLINEの運用経験のある人などのスキルが求められているという。このような個人に参加を促し、活躍できる場を提供していきたい考えだ。

今後は月1回のセミナーやスキル認定サービス、教育コンテンツなどを提供していく。スキル認定者とEC事業者のマッチングも行う予定だ。会員を募集していくとともに、賛助会員としてスポンサーも募っていく方針だ。

■一般社団法人ECスキル認定協会

https://jecsa.org/