エクサウィザーズと第一三共は3月18日、両社が共同で行っている、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用した創薬プロジェクトについて、疾患の原因となる標的タンパク質の中でも難易度の高いターゲットに関して良質なヒット化合物を取得できたことを明らかにした。

  • AI創薬で成果が見られたという

    AI創薬で成果が見られたという

両社は2019年からデータ駆動型創薬の実現に向けた共同開発プロジェクトを実施し、2023年からヒット化合物の創出プロジェクトを開始していた。エクサウィザーズはAI技術とSBDD(Structure-Based Drug Design:構造ベース創薬)を組み合わせた創薬アプローチを構築。

今回のプロジェクトでは、約60億種類の化合物群から潜在的なヒット化合物を効率的に見いだすためのバーチャルスクリーニング(Ultra-large virtual screening)を実施。その結果、これまで良質なヒット化合物の取得が難しかった標的タンパク質に対して、開始から約2カ月で約400の化合物を絞り込み、選択に成功したとのことだ。

また、選択した化合物の中からは、特定のタンパク質の反応(活性)を50%抑制するために必要な濃度(IC50)が設定したクライテリアを下回る、ヒット化合物としての良好な活性を示す結果が得られたとしている。