S4CapitalのデジタルサービスブランドであるMedia.Monksは1月30日、ティーリアム・ジャパンと日本市場におけるTealiumのCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)の販売・導入支援面で契約締結したことを発表した。今回の提携により、日本企業における顧客データの収集、統合管理、リアルタイムな有効活用を通じた顧客体験(CX)向上を支援していく。

Media.Monksとティーリアム・ジャパンの主な契約内容

Media.Monksは、グローバルにおけるマーケティングや広告分野での創造的および戦略的な専門知識を有しており、ティーリアム・ジャパンとのパートナーシップにより、TealiumのCDPのデータ収集、統合、活用機能を自社の専門性と組み合わせていく。これらのシナジーにより、Media.Monksは自社の専門知識を活かしながら、高度なデータ活用支援を顧客に提供することが可能となるという。

また、データプライバシー規制(個人情報保護法、GDPR、CCPAなど)の進化やサードパーティクッキーへの制限により、コンプライアンスを考慮しつつ適応性のあるデータ管理ソリューションが求められているため、TealiumのCDPはリアルタイム性に加え、データガバナンスとコンプライアンスに重点が置かれた製品であることから、Media.Monksが要求する堅牢でプライバシーに準拠したデータインフラに適合しているとのこと。そのため、今回のパートナーシップにより、Media.Monksは規制の変化や複雑さに対処しつつ、マーケティングソリューションを顧客に提供する。

さらに、TealiumのCDPは顧客データが発生するごとに収集・分析できる洞察を提供し、Media.Monksの高度な専門知識を組み合わせることで、今後は同社の顧客に対してリアルタイムで高度なパーソナライズされたマーケティングキャンペーンを提供することを可能としている。

加えて、TealiumのCDPの柔軟性と拡張性により、企業は既存の投資を無駄にすることなく、それらのデータソースやツールをシームレスに統合できるという。自社のエコシステム内で、包括的かつ効果的なデータ活用が可能となり、TealiumのCDPを既存のインフラストラクチャやツールに組み込むことで、企業がすでに利用している各種製品を活用しながら、データドリブンマーケティング戦略を展開することを可能としている。

今後、両社は共同でマーケティング活動や営業活動を展開し、日本企業向けにリアルタイムのデータ活用サービスを提供していくことを目指す考えだ。