業務フローを自動化するSaaS連携ツール「bindit」(バインドイット)を提供するユニリタは9月28日、Google Chatとの連携開始を発表した。

ノーコードのSaaS連携を提供する「bindit」は、TeamsやSlack、Salesforce、freee、GmailやOutlookなどよくつかわれるSaaSを中心にシンプルな設定とテンプレートで繋ぐことで手早く既存業務のフロー自動化を行える。9月15日には、OpenAIの「ChatGPT」を加えており(ニュースリリース)、質問に対する回答例の作成やメール内容の要約など汎用的な"文章作成"という業務の効率化を図っている。

今回、新たにGoogle Chatとの連携が加えられた。個人、グループ、プロジェクト単位など複数形式のチャットに対応し、"クラウドサインで契約締結が完了したら「Google Chat」に通知する" "「Salesforce」でレコードが新規作成、更新されたら「Google Chat」に通知する"のような使い方が可能だ。システム上ではフローが完結しているのにユーザーにその情報が降りてこないため次のアクションが遅延すると停滞が重なり、円滑な対応を阻害する要素となってしまうが、スムーズなSaaS連携によりこれらの抑制を狙える。

あらかじめテンプレート化されたレシピも追加されており、クラウド勤怠管理システム「Akashi」との連携では、"打刻されたら「Google Chat」に通知する"ことが可能になる。上長以外の各メンバーが打刻すると自動で「Google Chat」に通知が行われ、上長以外の同僚の勤務状況を把握できるため業務の円滑な流れにも貢献できるようになる。

  • クラウド勤怠管理システム「Akashi」との連携例(同社資料より)

    クラウド勤怠管理システム「Akashi」との連携例(同社資料より)