凸版印刷は4月10日、企業のマーケティングにおけるNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)の活用を支援する「エンタープライズ向けNFT認証ソリューション」の提供を開始することを明らかにした。

同ソリューションの第1弾として、Scalablyの協力のもとで、企業などが発行する特定のNFTを保有した人にコミュニティ参加権を付与する保有した人にコミュニティ参加権を付与するNFT認証ツール「HAYACAWAわん」を開発したという。

  • 「HAYACAWAわん」の画面例

    「HAYACAWAわん」の画面例

両社が開発したHAYACAWAわんは、特定のNFTを保有するユーザーのみが参加できるDiscordチャンネルを作成し、対象のNFT保有者への認証完了後にコミュニティへの参加権を付与できるツールだ。

これにより、ブランドやアーティストなどのファンが集まるNFTを起点としたコミュニティを形成できるようになる。コミュニティ参加権という特典の付与により、企業はファンとの直接的なコミュニケーションや参加者限定キャンペーンの実施などが可能となり、ファンにとってのNFT保有価値向上が見込めるという。

NFTの発行や販売、配布を凸版印刷が受託した場合には、その付帯サービスとして無償で提供する。なお、初期設定費用は別途の見積もりが必要だ。また、HAYACAWAわん単体での利用の場合にも、NFT認証数などにより価格が変動するため別途の見積もりとなる。