楽天モバイルは3月30日、全国の国公私立の小学校、中学校、高校などを対象に、文部科学省が提唱する「GIGAスクール構想」に対応した「GIGAスクール構想支援プラン」を発表した。同プランは、GIGA スクール構想の趣旨に賛同して同社の基地局を学校の敷地内に設置した場合に、学校までの光回線を原則として無償で提供し、校内通信ネットワークのために利用可能とするもの。

同プランへの申込受付は、同日に開始した。

これに先駆けて同社は、第1弾として千葉県千葉市と同プランの提供に関する協定書を締結し、同市内の各学校における通信ネットワークの環境整備や、将来的には5Gを生かした先進的な教育環境の実現に向けての支援を決定しているとのこと。さらに同社は、静岡県浜松市を始め各地方公共団体や学校法人との協議を進め、同プランの提供を順次拡大していくとしている。

  • 千葉市の熊谷俊人市長と楽天モバイルの山田善久社長

同プランの提供により、高速な校内通信ネットワークの構築や、将来的には5Gを生かした先進的な教育環境の提供等への一助となることを見込んでいるという。

また、校内通信ネットワーク環境構築にも利用する同社の基地局を各学校に設置することで、地域住民の通信環境の向上に加えて、災害などの緊急時にもつながりやすい通信環境の実現を目指す。