三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は、食品の受発注をはじめ様々な業務の効率化に向けて、AI(人工知能)や新たな認識技術を活用し、FAX送信された帳票の手書き文字を認識する FAXOCR製品及びサービスに、AIを応用した独自の認識エンジンを搭載したFAXOCRシステム「MELFOS」、及び FAXOCR サービス「MELFOS on Demand」を10月17日から発売すると発表した。

  • MELFOS システムと新製品の概念図

今回搭載する認識エンジンは、ディープラーニング(深層学習)を応用して独自開発したもので、発売する製品の文字誤読率は同社従来製品との比較で 50%低減を実現したという。

FAXOCR は食品製造業および卸売業などの流通分野の受発注を中心に、各種申請、人材派遣における勤怠管理などのFAXを使用する業務で多く使われており、商品の誤発注や就業時間の不正計上につながる誤読をなくしたいというニーズがある。

MDISの新しい認識エンジンを搭載した MELFOS シリーズは、こうした要求に応えるもの。

実運用データ約30万文字を元に生成した認識辞書を標準で提供し、将来的には100万文字の認識辞書データの蓄積を予定している。