Preferred Networks(PFN)は12月11日、2017年12月に第三者割当増資を行い、新たに博報堂DYホールディングス、日立製作所、みずほ銀行、三井物産株式会社が、それぞれ約5億円ずつ引き受けることで合意したと発表した。同様に、2015年6月に協業を開始し、同年8月に資本提携したファナックも、約5億円分の同社株式を追加取得することで合意した。

今回の増資により、2017年8月に発表したトヨタ自動車による約105億円の追加出資から続く一連の資金調達を完了するという。

同社は今回の資金調達により、財務基盤の強化、計算環境の拡充、優秀な人材の確保を進めるとともに、中長期的な発展を見据え、出資各社とそれぞれの分野で協業していく。

今後は、交通システム/製造業/バイオ・ヘルスケア分野に加え、幅広い分野においてイノベーションを実現し、さらなる企業価値の向上を目指す方針だ。