ヨコオは、車載通信機器事業の主力生産拠点である「ヨコオ・ベトナム」において、2016年9月より着工した第3期拡張工事が完了し、稼働を開始したと発表した。今回の拡張により、今後の生産品目および生産数量の増加に対応し、さらなる事業拡大を推進する計画だとしている。

ベトナム工場外観。延べ床面積は1万8,390m2(工事前:1万5,300m2)

同工場では、現在、ワイヤーハーネスやAM/FM用マイクロアンテナなどの組立加工を中心に行っているが、シャークフィンアンテナの組立加工や樹脂成型部品の内製拡大も視野に入れているという。今回の拡張工事はその生産体制強化の一環となる。

なお、同社は今後急速に進展する自動運転/コネクテッドカーなどの自動車業界の変革にスピーディに対応するとともに、グローバル生産体制の進化を追求し、さらなる事業拡大を目指すとしている。