新しくなった楽天グループのロゴ(同社資料より)

創業20周年を迎えた楽天は1日、コーポレートロゴやサービスロゴの刷新を発表、"イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする"という企業理念をグローバルに実践していく。

現在70を超えるサービスを展開する同社、サービスを利用するユーザーは10億人を超える。公式ブログRakuten.Todayには、従業員6人のスタート時の秘話も明かされている。当初は地ビールの小規模醸造所や天然酵母ベーカリーにフランチャイズやコンタクトレンズの並行輸入など100を超えるアイデアを出し、その中からショッピングモール「楽天市場」へのコンセプトへと辿り着いていく様子が描かれている。

スタート時の楽天市場トップページ(同社公式サイトより抜粋)

インターネットの可能性を誰よりも信じていたという創業メンバーは、地方の商店や大きな店舗を持たない個人商店でも全国規模で展開する大企業と同じ土俵で戦えるようにするために全国を飛び待ったという。現在は約45,000店、2億4,000万を超える品揃えを誇る楽天市場だが、スタート時の企業は13社、当時の懐かしいトップページも同社の沿革ページには掲載されている。

20周年を控えた昨年11月には、世界的なファンを持つスペインのサッカークラブであるFCバルセロナとのグローバルパートナーの締結を発表。2017年7月1日から2021年までの4シーズンにわたり、バルセロナのグローバルメインパートナーとなる。メッシやスアレス、ネイマールなど知名度抜群の選手たちの胸には"Rakuten"のアルファベットに漢字の"一"を配置したバルセロナユニフォーム専用の新生ロゴも大きく載る。

バルサの選手たちがこのユニフォームを纏い撮影に臨む公式動画も公開されているが、コーポレートロゴや新生各サービスのロゴのアルファベットの文字間が従来と比べコンパクトになっている。「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」という企業理念と20年間の歩みを踏まえ、力強い印象をデザインしたとのことだ。

FCバルセロナの2017-2018シーズンユニフォーム(同社公式ブログRakuten.Todayより)