fossBytesに6月22日(米国時間)に掲載された記事「WannaCry Ransomware Makes A Honda Car Plant Come To Rest, 5.5 Million Devices Still Vulnerable」が、Rapdi7の調査報告書を引き合いに出し、1億6000万台を超えるデバイスが公開すべきではないポートを開いた状態でインターネットに接続していると伝えた。30億以上のIPアドレスに対して30のポートについて調査した結果だという。

調査によると、550万台を超えるマシンがマルウェア「WannaCry」の感染経路となる445番ポートをオープンな状態にしてインターネットに接続しているほか、それらのうち80万台はWindowsが動作していることが明らかになっている。

また、検索エンジン「Shadon」のファウンダーであるJohn Matherly氏の調査結果によると、インターネットに接続している230万台のデバイスが445番ポートをオープンにしおり、そのうち97万台はゲストアカウントが有効になっているためファイルにアクセスすることも可能になっているという。こうしたデバイスはWannaCry以外のマルウェアに対しても感染しやすい状態にある。こうしたデバイスはさまざまなサイバー攻撃に悪用されやすいことから、適切な設定に変更することが望まれる。