貯蓄から投資へのゲートウェイとして、独自の証銀連携ビジネスモデルの確立を掲げる大和ネクスト銀行は、グループのシンクタンクである大和総研とユーザーローカルとの協業により実現したAI活用のチャットボットを導入し、行内照会業務の効率化を図ることを20日に発表した。

チャットボット利用イメージ(同社資料より)

ユーザーローカル公式サイト

大和証券との連携により効率的な資産管理を提供する大和ネクスト銀行。積極的な投資を支援する銀行として証銀連携の強化は、大和証券グループ本社の経営方針のひとつの柱として公式Webページにも掲載されている。

同社はグループの「お客様第一の業務運営に関する基本方針」を受け、利益相反の適切な管理、重要な情報のわかりやすい提供、ユーザーごとに適した商品・サービスの提供を推進することを発表している。大和ネクスト銀行では、連携する大和証券の各支店、コンタクトセンターや営業員が銀行代理業に関してのユーザーの声や要望を集積できるメリットがあり、これらの要望もチャットボットに組み込まれ、独自の機械学習を構築していく。

導入するチャットボットは、ビッグデータ解析やAI活用サービス開発などに取り組むユーザーローカルとの協業により実現。導入当初は、サポートセンターのオペレーター支援や新人オペレーター向けの教育ツールとしての利用を想定するが、銀行代理店や社内からの質問に24時間365日応え続けることで、問い合わせ対応への迅速化、同社オペレーター業務のさらなる品質向上が期待できるようになる。