The Guardianに12月22日(米国時間)に掲載された記事「World’s largest hedge fund to replace managers with artificial intelligence|Technology|The Guardian」が、巨大ヘッジファンド企業の1つであるBridgewater Associatesが、企業経営などの分野の業務を人工知能技術を使って自動化するための取り組みを行うエンジニアリングチームを持っていると伝えた。同社は人工知能技術を活用して自動化と人間が犯すミスを減らす取り組みを進めており、効果が得られると期待している。

記事によれば、同社の経営で必要となる多くの作業は情報処理であり、こうした処理は人工知能技術でうまく処理できるとしている。人工知能技術で自動化および高速化できる部分は機械化を進め、人間は人間が行うべき部分に集中していくとしている。

人工知能技術は特定の分野で大きな成果を収めており、効果が期待できる分野では今後さらに採用が進むものとみられる。こうした技術の利用が雇用などに関してどのような影響を生み出すのかは明らかになっていないが、さまざまな業界でこうした取り組みが加速しており、人工知能技術の活用は企業として競争力を持ち続ける上でも欠かすことのできないものになりつつある。