アライドテレシスとディー・オー・エスは9月15日、アライドテレシスのSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」と、ディー・オー・エスのIT資産管理ソフト「System Support best1(SS1)」を連携し、SDNによるネットワーク運用管理の効率化を図るソリューションを提供することに合意したことを発表した。

アライドテレシスのSESはSDN/OpenFlow技術をエンタープライズ市場に適応させ、企業向けアプリケーションとネットワークを連携/連動させることにより、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、およびセキュリティを強化するという。すでに企業向け人事システム、IT資産管理システム、ネットワーク脅威検知システムと連携している。

一方、SS1はIT資産管理を中心にセキュリティ管理、ログ管理、各種管理業務をサポートする運用支援機能を搭載した統合型ソフトウェア。PCやサーバ、ソフトウェアライセンスなどの管理における業務効率化や外部攻撃・内部不正による情報漏洩対策を支援。今回、SESとSS1の連携により、ネットワーク運用効率化を図るソリューションを提供する。

両社の連携により、今後は不正端末接続防止とアクセス制御設定の自動化による運用効率の向上を図る。具体的には、SS1の管理下にあるIT資産管理情報をもとにネットワークアクセス制御情報を自動設定する。これにより、SS1管理下にある端末のみ業務ネットワークの利用を可能とし、管理対象外不正端末から業務ネットワークを守る。

また、SESではネットワーク利用時間や利用ロケーションを設定することも可能であり、業務ネットワークへのアクセス制御設定の自動化による運用効率の向上が図れるという。両社は今後、2016年10月のサービス提供を目指し、共同開発検証を実施していく。