スカイアーチネットワークスとアイビーシー(IBC)は8月23日、マネージド・サービスの強化を目的とする協業を開始した。これにより、企業の性能管理/キャパシティ分析による戦略的なクラウド利用を支援する。

スカイアーチネットワークスは、顧客のシステムに応じた最適なITインフラの導入・運用を行うサーバのマネージド・サービスを主に提供している。一方、IBCは自社製品の性能監視ソフトウェアである「System Answer G2(システムアンサージーツー)」を利用した性能診断サービスを通じて、マルチベンダー環境で構成したネットワーク・インフラの安定稼働・可用性向上に寄与しているという。

今回の協業により、スカイアーチネットワークスはユーザー企業からのシステム環境の可視化と分析に対するニーズの高まりに応えるため、従来から同社のマネージド・サービスで提供していたサーバ・モニタリング・サービスのユーザーに対し、System Answer G2を利用したレポーティング・サービスの提供を開始する。

System Answer G2の採用により、従来提供していた一般的なサーバ・リソース情報に加え、詳細かつ広範囲な性能情報を収集することができるようになる。また、傾向性把握や稼働比較といった分析機能、性能データの稼働状況を学習して傾向予測からの変動を検知する機能により、システム運用を行う際に必要となる多様な分析が可能になるという。これにより、Webサービスの品質把握や予兆保全、キャパシティ計画への活用が実現される。