富士通システムズ・イーストは20日、米RedSeal, Inc.の日本法人RedSealと国内販売契約を締結し、サイバーセキュリティ分析プラットフォーム「RedSeal」と分析・診断サービスを組み合わせた「FUJITSU セキュリティソリューション」を販売開始したことを発表した。

サービスは、ネットワーク構成を自動的に可視化する独自の技術を有するというRedSealと富士通システムズ・イーストの専門技術者による診断・分析が組みあわせるもの。RedSealでネットワーク機器の設定情報を取り込み、ネットワーク構成図を自動作成し、これに汎用の脆弱性スキャナソフトで診断した各サーバの脆弱性情報を加える。

信頼されていないネットワークからの不正アクセス経路、重要情報へのアクセス経路など通信経路の可視化に脆弱性情報が加わることで、膨大なトラフィックの中からネットワークのリスクを把握できるようにする。富士通システムズ・イーストの専門技術者は、「RedSeal」で算出した各サーバのセキュリティリスクスコアをもとに脆弱性レポートを作成、優先度を勘案したネットワークセキュリティの対策を提供する。

概要図(同社資料より)

また、定期的に通信経路の可視化や脆弱性分析を行いたい企業ユーザーに対して、「RedSeal」を導入するサービスも用意しており、専門技術者がこれをサポートする。なお、脆弱性可視化サービスの提供価格は約100万円(税別)、「RedSeal」導入支援サービスは約300万円より。