日本ヒューレット・パッカード(HPE)は7月5日、顧客のDevOpsの導入を支援するアプリケーションライフサイクル管理(ALM)ソフトウェア製品「HPE ALM Octane」の提供開始を発表した。なお、クラウド提供のサービスは同日から開始しており、オンプレミスによる新ソフトウェアの導入開始(英語対応)は2016年中(日本での提供時期は2017年以降)を予定している。

新ソフトウェアの主な特徴として、オープンソースの開発/テスト向けツールチェーンの強化とDevOpsソフトウェアデリバリの継続的品質、 ChatOpsとのコラボレーション強化の3点が挙げられる。

オープンソースの開発/テスト向けツールチェーンの強化では、テストの自動化やコラボレーション、アプリケーションのデプロイを専門とするツールと連携している。また、テストの生産性向上とシフトレフトの促進を実現しており、ツールチェーン全体の可視性とインサイト活用が可能。さらに、JenkinsやGitなど開発者向けツールセットを活用することで、リーン、アジャイル、DevOpsの展開に重点を置く開発チームの品質を維持・向上するという。

DevOpsソフトウェアデリバリの継続的品質に関しては、継続的インテグレーションのプロセスと関連アクティビティを活用し、直感的に使用可能なデータをキャプチャ、分析、提供、提示することで不具合の管理と追跡を行う。

加えて、ChatOpsとのコラボレーション強化ではパイプラインアクティビティ、アプリケーションアーキテクチャやコンポーネント、品質のステータスなど次々に変化する関係性をトラックするほか、バックログ、ビルド、テスト、不具合の変化もトラックする。成果物、ステータス、関係性はタギング機能を通じて維持管理され、ChatOpsによりコンテキストリッチかつ自動化されたコラボレーションが実現するという。