富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は7月4日、セキュアソフトと販売契約を締結し、エンドポイント型情報漏えい対策「SecureSoftコンテナシリーズ」のインターネットアクセス環境分離ソフトウェア「SecureSoft i-コンテナ(セキュアソフトアイコンテナ)」の販売を開始した。

「SecureSoft i-コンテナ」のイメージ図

同ソフトウェアはパソコン内に隔離されたセキュアなコンテナを生成することにより、インターネットアクセス環境を分離し、インターネットからの標的型攻撃やマルウェア感染などの影響をコンテナ内に封じ込める。マルウェアに感染した場合、情報漏えいの心配はなく、コンテナを初期化することで除去が可能だという。

また、業務で利用中のパソコンに同ソフトウェアをインストールし、管理サーバなどを設置するだけで導入できるため、システム改修を不要としており、低コスト・短期間での導入を可能としているほか、サーバで一括管理し、各クライアントの設定をサーバから強制適用することで組織のセキュリティポリシーを徹底することができる。

なお、マイナンバーなど重要データの取り扱い環境を分離できる同シリーズ製品「SecureSoft S-コンテナ」も近日中の販売を予定している。同製品は、社内ネットワークからマイナンバーなど重要データの取り扱い環境をコンテナとして隔離することで、重要データが社内ネットワークから流出することを防止する。

さらに。本社と支社など複数拠点間の重要データ取り扱い環境(コンテナ)同士をVPNで接続し、重要データを共有しながら共同作業をすることも可能だという。

価格は、いずれも税別でSecureSoft i-コンテナ(クライアント)が2万5000円、「Control Center for i/Sコンテナ」(サーバ)が150万円、SecureSoft S-コンテナ(クライアント)が5万円、販売目標は3年間で4億円を計画している。