年々市場規模を拡大するネット広告において、Facebookが「広告媒体」としての価値を急激に高めています。Facebook広告の出稿を検討する際に知っておきたい、今なぜFacebookが広告メディアとして魅力的なのかをまとめました!

こんにちは、アライドアーキテクツ株式会社第三事業本部の小屋敷、木下です。

近年、リスティング広告やディスプレイ広告が広く一般化したことで、競合他社による広告配信が多くなっています。それに伴い、従来マーケターが広告媒体として活用していたインターネットメディアの入札単価は著しく高騰し、年々CPAが悪化していると考えられます。

一方、ソーシャルメディアの普及により、FacebookはGoogleやYahooといった検索メディアに次ぐ新たなインターネット広告媒体として注目を浴び初めています。

なぜなら、Facebookは高い媒体力を持ちながら、参入企業がまだまだ少ないことから、リスティング広告やディスプレイ広告よりも安価なCPCで獲得件数を増やすことができるからです。

そこで、今回は広告を運用しているマーケターにとって、Facebookが現在最も魅力的な媒体であることをお伝えするために、Facebookが広告媒体として適している3つのポイントをまとめてみました。

Facebookはスマートフォンでの利用が多いため、アクティブユーザーも多い

Facebookは全世界で13億9,000万人を超えるアクティブユーザーを抱える世界最大のソーシャルネットワーキングサービスです。

日本においても、Facebookは読売、朝日、毎日、日経新聞の部数の合計よりもユーザーが多く、「いいね、シェア」といった拡散性もあることから、1つのメディアで、新聞でリーチ出来る人々を優に超える力を持っています。更に月間のアクティブユーザーは2,400万人以上おり(2014年11月時点)、そのうち70%が毎日利用している程で、国民の日常生活の一部となっていると言えます。

そんなFacebookのユーザーの8割以上がスマートフォンでFacebookを利用しており、通勤中や待ち時間やテレビを見ながら、1日に何度もFacebookに触れています。(※1)

この接点の多さを活用することで、通勤中のサラリーマンを狙った広告を配信といった潜在層のターゲティングから、テレビと連動した広告や投稿を行なうことで、顕在層の獲得を増やすといった幅広いアプローチが可能となります。

他の広告媒体にはない、デバイスを横断したアプローチを実現

最近の調査によると、約7割のユーザーはスマートフォン&PCを併用、約2割のユーザーはスマートフォン、PC、タブレットを併用しており、人々はライフスタイルに合わせて、様々なデバイスを使い分けています。商品を購入する際には、スマートフォンで広告を目にして商品を気に入ったものの、その場ですぐに購入せずに検討した上でPCの検索を活用して購入する、などデバイスをまたいだ消費者行動が頻繁に起こっているのです。(※2)

従来のオンライン広告ではCookieによるユーザー管理が主流でしたが、CookieはPCやスマートフォンといったデバイス毎に付与されるため、デバイスを横断したアプローチをすることが出来ませんでした。しかし、FacebookはCookieではなく、ユーザーのIDベースで管理を行う為、PCでFacebook広告に触れたユーザーに対して、スマートフォンで再アプローチが可能となっています。このようなアプローチを行うことで、他広告では実現出来ない検討層を購入へ引き戻すための施策が実現できます。

実名制のために正確なターゲティングが可能に

Facebookは実名制という特異性から、他の媒体と比べて年齢や性別といった基本的なデモグラ情報の正確性が非常に高く、Facebook広告のターゲティング精度は91%とWeb広告の業界平均の27%より非常に高い数値を出しています。 (※1)

そのため、Facebookのターゲティングを活用することで、最も広告効果が高いユーザーに的確なアプローチが実現できるため、無駄な配信を減らし、結果的にCPAも下げることが出来ます。

特定のターゲットに対して、正確且つデバイスを横断したターゲティングを行い、安価なCPCで獲得件数を増やせるFacebookは、リスティング広告やディスプレイ広告に次ぐ新たな広告媒体として最も適していると考えられます。

リスティング広告やディスプレイ広告の効果が頭打ちとなっている方や、獲得件数を増やすために他メディアを探している方は、是非Facebookを新たな広告媒体として検討してみてください。

【参照】
※1 facebook_mediaguide_2015Q1_Winter_ver1.0
※2 https://ecnomikata.com/original_news/detail-print.php?id=4063

<ライター紹介>

アライドアーキテクツ株式会社第三事業本部
小屋敷 歩美(Ayumi Koyashiki)
木下 達也(Tatsuya Kinoshita)

本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。

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