さくら情報システムは3月10日、CommVault Systems Japanが提供するデータ統合管理ツール「Simpana」を導入し、2015年4月末からリモートバックアップサービス「オンデマンド ファイル バンク」を提供開始する予定と発表した。

リモートバックアップサービス「オンデマンド ファイル バンク」の概要

同サービスのバックアップ対象は、クライアントはWindows 7以降、サーバはWindows Server 2008以降。バックアップの回数は1日1回で、世代管理は7世代まで行える。保存容量は50GB~1TBとなっている。

同サービスでは、マルチテナント機能により利用者ごとにWebベースの管理画面を提供し、利用者自身でバックアップ/リストアの操作ができる。また、リモートからバックアップデータを参照可能なため、支社間でのデータ共有など、柔軟なデータ保護・管理を実現する。

「Simpana」の重複排除機能によりデータ量を抑えることが可能なため、専用の回線やネットワーク機器を新設せずに、サーバにエージェントを導入するだけでBCP (事業継続計画) を実行できる。

マルチテナント環境は、さくら情報システムの旧銀行システムセンターとして設計/施工され、FISC(金融情報システムセンター)安全対策基準に準拠したセキュアなデータセンターにある「仮想化ホスティング サービス」に構築する。

価格は、初期費用が10万円、月額料金が50GBで5000円からとなっている(税別)。