Twitterをマーケティングに活用しているしているという企業も多いだろう。そんな企業にとって、Twitterは今後さらに重要なツールになりそうだ。

米Twitterが米Googleと提携し、Googleの検索結果にツイートが表示されるようになると言われている。これにより、あなたのツイートがフォロワー以外の目にとまる可能性がぐっと高くなる。

TwitterとGoogleとの提携により、Twitter上のツイートがGoogleの検索の対象になる。

この提携が反映される時期は2015年前半となっており、予定通りであれば数ヶ月で実現することになる。Googleはほぼリアルタイムでツイートをクロールするため、あなたのつぶやきがタイムリーに、場合によってはツイートしてすぐに、潜在/既存顧客の目に触れる可能性がぐっと高くなる。

これは、少しでも多くの人にツイートを読んでもらいたいという人には朗報だ。

ツイートが検索エンジンの検索対象となるのはこれが初めてではない。Twitterはすでに、Yahoo!(Yahoo! JAPANもリアルタイム検索を提供)とMicrosoft「Bing」と同様の提携を結んでいる。

たとえば、Bingであれば検索キーワードの前にハッシュタグをつければツイートから検索してくれる。しかし、ご存知のようにGoogleは検索で大きなシェアを占める。

Open Forumの記事「Twitterが間もなく、企業にとって最も価値あるツールになる理由(原題:Why Twitter Will Soon Be More Valuable to Your Business)」によると、Googleが検索分野でトラフィックの75%を占めているという。そのため、Googleとの提携によってマーケティングツールとしてのTwitterの重要性が高くなるという。

「提携により、Twitterは中小規模企業にとってさらに価値あるツールとなるだろう。ツイートがすぐに人々の目に止まり、さらにはGoogleを通じてTwitterを利用していない人にもリーチできるからだ」(同記事より)

では、検索エンジンで"目立つ"ためにはどうすれば良いか。

記事によると、Bingの場合はツイートの人気か新しいツイート、ツイートしている人の知名度などが重要になっているという。具体的には、ツイートの質とリツイートされた数、ユーザープロフィール情報、認定アカウントであるかどうかなどだ。

GoogleがBingとまったく同じ手法を使うかどうかはわからないが、Bingのポイントは的を射ていると言ってよいだろう。

ツイートの内容としては、「自分たちが伝えたいことを短い言葉で表す」「検索エンジン対策としてキーワードに注意する」などがポイントになりそうだ。記事では、地名や販売中のアイテムなどを入れることも提案している。

これを機に、Twitter対策を強化してみるのもよいかもしれない。