インクリメントPは2月6日、業務用オフライン地図アプリ開発キットMapFan SDKの新バージョンをリリースしたと発表した。

地図表示物のカスタマイズ(公園緑地の表示色変更)/デザインパターン切り替え(グレーマップ)/地図注記多言語表示(英語表示)

「MapFan SDK」は、スマートフォン/タブレット向けのネイティブアプリ開発で、オフライン地図機能を簡単に組み込むことができる地図アプリ開発キット。AndroidとiOSに対応しており、このSDKで開発した地図アプリはすべての機能をオフラインで使用できる。

新バージョンでは、都道府県単位での地図データ提供に対応。これまで費用やデータ容量面がネックとなっていたユーザーにも、より導入しやすい仕様とした。また、この他に、既存機能の改善や、動作保証の対象拡大を行っている。

単体の都道府県による購入はもちろん、複数県を組み合わせることも可能。価格は購入県数に応じて設定しており、必要なエリアのみを購入できる。

また、アイコンなど、任意の画像を地図上に描画する際の速度パフォーマンスを従来より大幅に向上させ、一画面に数千件の画像でも、スムーズに表示させる。

一般有料道路の通行料金情報の収録範囲を拡大し、観光地のドライブウェイやスカイラインなどの通行料金情報も新たに収録した。

さらに、iOS版の動作保証対象を拡大し、環境にはiOS 8を、端末にはiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad mini 3などの最新端末を追加。さらに、64bitアプリのビルドにも対応した。