大日本印刷(DNP)は2月4日、プロジェクションマッピングを手軽に店舗で実施できる基本パッケージシステム「DNPプロジェクションマッピング(パッケージ版)」の販売を開始した。

同システムは、洋服などの映像をマネキンに映し出す「マネキンタイプ」と、店内などの壁面に映像を映す「壁面タイプ」の2種類を用意。

マネキンタイプは、マネキンに着せたTシャツとパンツの前面に映像を投影するもの。全身タイプと上半身タイプがあり、マネキンを設置する専用のボックスと投影用プロジェクター、再生機、約2分間の3D映像などを提供する。

マネキンタイプ運用イメージ

一方、壁面タイプは、製品など立体形状のレリーフを施したパネルを壁に掛け、同パネルや壁面に映像を投射するもの。パネルや投影用プロジェクター、再生機、投影する約2分の3D映像を提供し、映像サイズは80インチ以内とする。

こちらは、展示会などで製品の内部構造を画像で紹介するなど、表面から見えないものを可視化する使い方を想定しているという。

壁面タイプ運用イメージ

提供は、1週間のレンタルか買取にて行われる。マネキン全身タイプの場合、1週間レンタルではセット機器が20万(税別)~で、設置費が30万円(税別)~、映像制作費が170万円(税別)~。買取の場合では、セット機器が230万円(税別)~で、設置費が20万円(税別)~、映像制作費が170万円(税別)~となる。

DNPは、今回のパッケージ製品を、店舗を運営する企業に販売するほか、屋外でのプロジェクションマッピングへの個別対応も実施する考え。2016年度までに、3億円の売上を目指す。