PC-BSD is a free operating system with ease of use in mind.

PC-BSDプロジェクトは11月16日(米国時間)、「Official PC-BSD Blog ≫ PC-BSD 10.1-RELEASE Now Available」において、PC-BSDの最新版となる「PC-BSD 10.1」を公開したと伝えた。PC-BSD 10.1の主な注目点は次のとおり。

  • FreeBSD 10.1-RELEASEベース
  • 新しいAppCafe HTML5 Web/リモートインタフェースの導入
  • サーバ版(TrueOS)向けにCDのサイズに調整したテキストインストーラを導入
  • Linuxエミュレーション環境をCentOS 6.6ベースへアップグレード
  • Wifi GUIユーティリティに新しくHostAPモードを追加
  • UEFIブートに対応
  • インストール時に自動的にZFSメモリ利用をチューニングする機能を追加
  • 非暗号化/bootパーティションなしでフルディスク暗号化機能(GELI)を実現
  • 新しい仮想ディスクイメージの提供(VirtualBox、VMware、RAWディスクイメージ)
  • KDE 4.14.2 / GNOME 3.12.2 / Cinnamon 2.2.16 / Lumina desktop 0.7.1-beta
  • Google Chromium 38.0.2125.104_1 / Firefox 33.1
  • NVIDIA Driver 340.24
  • Pkg 1.3.8_3

PC-BSDはデスクトップ(ワークステーション)のみならずサーバとして動作することを目的としたインストール機能/エディションも提供している。この機能またはエディションはTrueOSと呼ばれている。TrueOSとしてインストールした場合、FreeBSD 10.1-RELEASEのインストールに加えてZFS on Rootでのインストール、WardenやLife-PreserverなどのPC-BSDユーティリティのコマンドラインバージョンのインストール、AppCafe Webインタフェース機能の有効化、フルディスク暗号化(GELI)機能の提供といった追加の機能が提供される。

PC-BSD 10.0-RELEASEからのアップグレードはGUIから実施するか、pc-updatemanagerコマンドを使って実施できる。PC-BSD 10.1-RCを使っている場合はfreebsd-update(8)コマンドおよびpkg(8)コマンドを使ってアップグレードすることも可能。