伊藤忠テクノソリューションズ(略称:CTC)は、米Facebookが推進するデータセンターなどの設備仕様をオープンソース化するプロジェクト「Open Compute Project」仕様のハードウェアを用いて、オープンかつスタンダードな技術を組み合わせた次世代ITインフラ「Open Cloud Package」を2015年1月から提供開始する。

同社は「Open Cloud Package」として、ハードウェアの販売、システム構築、保守サポート、運用支援サービスを提供する。最小構成の価格は1500万円。

具体的には、インフラのほか、インフラの監視、資産監視、コード管理、テスト自動化といった機能を提供する。オープンソースの技術としては、OpenStack、ceph、Chef、Jenkinsなどが取り入れられている。Docker環境への対応は2015年3月に予定されている。

「Open Cloud Package」のサービス提供範囲

Open Cloud Packageでは、仮想環境とBareMetal環境での利用に対応しているため、柔軟なシステム構築が可能。また、同社の総合検証センター「Technical Solution Center」やシステム検証環境「先端技術LAB」で、あらかじめOSS間のシステム連携検証が行われているため、OSS同士の連携機能の開発や検証の工程が短縮され、システム連携を行うための機能はすべてオープンソースとして公開される。