FreeBSD - The Power To Serve

UNIX系のオペレーティングシステムには大抵システムの動作状況を知るためにコマンドが用意されており、それらの多くは名称の最後に「stat」という文字が使われている。例えば、netstat、vmstat、systat、iostatなどだ。これらはシステムの負荷が高くなった場合の原因調査やシステムのパフォーマンス向上のための分析に使われるが、普段使わないコマンドは存在自体を忘れてしまったりということもあるだろう。そもそも、どのコマンドを使えばよいか知らないユーザーも多いだろう。

そんなユーザーにオススメなのが、Netflixでパフォーマンスアナリストを務めるBrendan Gregg氏がTwitterに投稿した「Now with a BSD kernel :-) FreeBSD perf observ tools for @MeetBSDCA - Brendan Gregg」だ。これは、FreeBSDシステムを簡単なブロック図にしたもので、どのレイヤに対してどのコマンドでモニタリングを実施できるかが簡潔にまとまっており、多くのユーザにとって有益だろう。

Brendan Gregg氏のつぶやき Now with a BSD kernel :-) FreeBSD perf observ tools for @MeetBSDCA

取り上げられているコマンドは、fstat、ktrace、truss、netstat、lockstat、systat、sysctl、gstat、dtrace、iostat、pstat、vmstat、pmcstat、tcpdump、systat、procstat、top、psなど。どのレイヤの状況をどのコマンドでチェックできるかが簡潔にまとまっており参考になる。