SUSEはこのほど、企業のITシステムのダウンタイムに対する意識調査の結果を発表した。これによると、ITプロフェッショナルの89%が自社の最も重要なワークロードでダウンタイムが発生すると予測しているという。

同調査は、ITプロフェッショナル105人を対象に行われたもの。

回答者の80%が予期せぬダウンタイムを経験しており、頻度は平均して1年に2回以上だった。 予期せぬダウンタイムの発生原因は、技術的な障害が圧倒的に多かった。

回答者の54%は、1年以内を目処に、システムのダウンタイムを大幅に削減する戦略を遂行中であると回答し、そのうち17%はダウンタイム削減の戦略自体は存在しているが、まだ導入には至っていないという。

ダウンタイムの脅威に対して脆弱なため保護すべきワークロードとして挙げられたのは、業界特有のワークロード、仮想ホスト、Webサーバ、ERPだった。これらのうち、回答者の約25%が最も脆弱でリスクにさらされているワークロードはWebサーバと回答した。

ダウンタイムを大幅に削減するための具体策としては、ハードウェア(55%)、アプリケーション(42%)、OS機能(34%)のアップグレードや変更が挙げられている。