富士通エフサスは9月24日、「まるごとイノベーション」シリーズの第2弾として、「FUJITSU Infrastructure System Integration 店舗まるごとイノベーション」を販売開始すると発表した。価格はすべて個別見積り。

同サービスは、店舗の来店者や接客者の行動観察、店舗運営の課題抽出に基づき、顧客とともに新たな店舗のコンセプト立案をワークショップ形式で行う企画・調査サービスをワンストップで提供するもの。

頻繁に発生するレイアウト変更、移転のたびに煩雑になる設備管理については、資産の棚卸情報と連動したICT関連設備や什器の一括管理代行、各店舗任せになりがちな備品の間接材調達の集約などを行う。

店舗づくりにおいては、「ネットワーク」や「運用・保守」などのインフラソリューションのほか、ワークプレイスソリューションではオフィスワークに共通する「デスクワーク」「ミーティング」「モバイルワーク」などの業務シーンに、店舗特有の「顧客対応業務シーン」を加え、来店者の動線や接客者の対応などの行動観察から店舗運営に関する課題を抽出し、ワークショップ形式で理想的な店舗のコンセプト立案を行う。

そのコンセプトに基づき、来店者の動線に合わせた店舗のエントランス/待合室・売り場/カウンター・精算などの場面ごとに、ICTと空間デザインを融合して店舗を構築する。

店舗づくりに関するサポートの仕組み

そのほか、店舗の移転・リニューアルにおいても、ICTシステムの製品・サービスに加え、空間デザイン、非ICT関連製品も含めたトータルコーディネートを実施。マルチベンダーを前提に、ICTや空間デザインに必要な製品のほか、日常的に必要となる間接材にいたるまで、豊富なラインナップからワンストップで用意する。

金融店舗における「店舗まるごとイノベーション」活用の例