電通は9月5日、東北復興プロジェクトと東北6次産業創出支援センターからなる「東北ロクプロジェクト」と協働で、「未来創造プロジェクト」を始動すると発表した。東北復興に向け、農・漁業生産から製品化、販売サービスまでを融合する「6次産業モデル」の確立を目指す。

東北ロクプロジェクトは、震災後、東北で活躍する6人の経営者が志を持って集結し、農・漁業の6次産業化などによる社会課題解決を実現する場として、2013年9月29日に宮城県名取市に複合商業施設「ロク ファーム アタラタ」をオープンした。

今回、電通と東北ロクプロジェクトは、電通の有するアイデアを生みだす力とコミュニケーションスキルを生かして、東北の復興という社会課題解決への寄与と「6次産業モデル」の価値創出に取り組む。

その第1弾として、「ロク ファーム アタラタ」の6次産業モデル店舗化を推進し、電通が生活者視点で、理念や施設総体の仕組みをデザインすることで、生活者が6次産業の価値を体感できる場づくりを行う。

なお、今後は、新商品・サービス開発、従業員施策など、6次産業モデルの価値を拡大する活動を行っていく予定だという。