アシストは8月7日、暗号化によるデータ保護をベースとし、認証強化とファイル単位の制御を組み合わせてセキュアなデータ利用環境を実現する「ファイルサーバ情報漏えい防止ソリューション」を提供開始した。

同製品には、「共有データ暗号化モデル(基本モデル)」に加え、「認証強化連携モデル(基本モデル+認証強化)」と「ワークフロー連携モデル(基本モデル+持ち出し制御)」の3つのモデルが用意されている。

共有データ暗号化(基本モデル)

基本モデルは、ファイルサーバ上の共有データを暗号化し、OSのアクセス権限設定に加え、OSとは別のアクセス権限(復号権限)でデータを二重に保護する。専用エージェントの入っていないPCでは暗号化データを利用できず、OSの特権IDでもデータを利用させない環境を実現する。

暗号化データへのアクセス・ログを取得することで、不正行為の抑止や問題発生時の調査を可能にし、重要データに絞ってアクセス・ログを取得できるため、事後監査を容易にする。最小構成価格は、100クライアント241万5,000円円(税別)から。

「認証強化連携モデル」は、Windowsログオンを生体認証と連携して本人以外のシステムの不正利用を防止するもので、最小構成価格は100クライアント295万5,000円(税別)から。

「ワークフロー連携モデル」では、外部メディアへの保存、メール添付、Webアップロードなどを申請・承認制にすることで、未許可ファイルの外部持ち出しを防止する。加えて、サーバアクセス制御やログの統合管理を実施することで、より強固な情報漏洩対策を行う。最小構成価格は、100クライアント657万5,000円(税別)から。

さらに、「サーバーアクセス制御」や「ログの統合管理」などの強化モデルを実施することで、より強固な情報漏洩対策を行うことが可能となる。