VAIOが事業開始、初の製品となるノートPC2シリーズを発表

VAIOは7月1日、ソニーから日本産業パートナーズへのPC事業の譲渡が完了したことを受け、新会社「VAIO株式会社」として、事業を開始した。

同社は、これまでVAIO事業の拠点としてきた長野県安曇野市に本社を構え、経営・開発・製造一体で運営していく。今後は、個人向けだけでなく、法人向けのビジネスも強化していく予定。

8月から、VAIO Pro(11.6 型/13.3 型)、VAIO Fit(15.5型)の機能を厳選して変更を加えた新モデルを発売する。当面は、日本を中心にこの2シリーズ3機種でビジネスを軌道に乗せていくとともに、新商品を開発していく。

新モデルは、「VAIO Pro 11(VJP1111シリーズ)」「VAIO Pro 13(VJP1311シリーズ) 」「VAIO Fit 15E(VJF1511シリーズ) 」。

軽く剛性の高い「UDカーボン」の採用により、11.6 型ワイドタッチ非対応モデルは、約11.8mmの筐体と約770gの重量を実現した。また、11.6型ワイドタイプは約9.5時間（JEITA 2.0）/約11.5 時間(JEITA 1.0)、13.3型ワイドタイプは約10.5 時間（JEITA 2.0）/約12.5 時間(JEITA 1.0)と、内蔵バッテリによる長時間駆動が可能となっている。

ソニーストアでの販売価格は、VAIO Pro 11が12万円から、VAIO Pro 13が13万円から、VAIO Fit 15Eが10万円からと(いずれも税別)。受注開始日は、個人向けが7月1日から、法人向けは8月4日からとなる。

新会社は日本国内向けの販売についてソニーマーケティングと販売総代理店契約を締結しており、7月1日より、ソニーマーケティングが持つ個人向け、法人向けの販売プラットフォームを活用し、VAIO製PCを販売する。