WebP is a new image format that provides lossy compression for photographic images.

Googleは3月21日(米国時間)、「WebP improves while rolling out across Google」においてWebP画像フォーマットに関するソフトウェアおよびサービスの取り組みを続けており、ロスレスエンコーディングで2倍の高速化、ロスレスデコーディングで25%の時間短縮を実現したと伝えた。Googleが提供する各種サービスでもWebPの採用を進めており、この取り組みがインターネット上のデータ通信量の削減に役立っていることを説明している。

Webページのコンテンツ総サイズに占める画像の割合は大変高いものになっており、画像データがデータ転送において大きな比重を占めるようになってきている。これを改善する目的でGoogleはより圧縮効率が高く機能的にも優れているとされる「WebP」の採用を進めている。Google Chromeで使用できるほか、Googleが提供している各種Webサービスにおいて「WebP」の採用が進められている。

よく似た取り組みとしては今月はじめにMozillaが発表した「mozjpegプロジェクト」を挙げることができる。こちらはWebPのような形式に移行するよりも依然として改善する余地の残っているJPEGエンコーダを改良していくことで同様の目的を達成しようとしている。