シャープは3月24日、ブロマイドやゼンリンの住宅地図、SNS写真などをコンビニのマルチコピー機で簡単に印刷できる「コンテンツプリントサービス」のサービス拡充を発表した。

ローソンやファミリーマートに設置されている"MX-3610DS"で同サービスを利用できる

これまでも同社は、各コンビニエンスストアのマルチコピー機を通して新聞や楽譜、履歴書素材などの出力サービスを提供してきたが、今回新たにSNS写真や証明写真、住宅地図などを提供する。

これまでに提供されてきたコンテンツと新コンテンツ

提供を開始するコンビニエンスストアは、シャープ製マルチコピー機を設置するローソンの約1万1000店舗とファミリーマートの約1万店舗。ローソンでは一部コンテンツをすでに提供しており、ゼンリン住宅地図プリントサービスやプライベートカード(個人名刺)、SNS写真プリントについては4月8日からの提供となる。ファミリーマートについては追加8コンテンツが4月以降の提供と案内されている。

追加されるコンテンツ一覧

プリンタのコンテンツプリントサービスメニューをたどることで、提供コンテンツのプリントが簡単にできる。写真は新たに提供されたプロ野球選手のブロマイド(スポーツ報知提供)

SNS写真のプリントはスマートフォンアプリ「BiziCard」をインストールすることで、簡単に自分の写真をコンビニでプリントできるようになる。単純にFacebookやInstagramの写真がプリントできるだけではなく、カレンダーのテンプレートを利用したプリントも可能。データを送る際は、発行されたランダムコードをコピー機に入力するだけでプリントできる。データはクラウド上に保存されており、プリンタに保存されないため「安心して利用できる」(説明員)としていた。

アプリに表示されたコードを入力するだけで、コンビニで印刷できる

コンビニを通して新たな付加価値を

(左から)シャープビジネスソリューション 谷屋 誠氏、シャープ DS事業部 新規市場開拓PTチーフ 高 京介氏

同日行なわれた記者発表会には、シャープビジネスソリューションの谷屋 誠氏とシャープ DS事業部 新規市場開拓PTチーフの高 京介氏が登壇した。

谷屋氏は「コンビニを通して新しい付加価値を提供し、社会的貢献を図りたい。長い間で培ったクラウド基盤や技術ノウハウを活かして新規ビジネスを拡大していきたい」と、コンビニ展開の重要性を語る。

シャープとしては、今回のコンテンツプリントのサービス拡充だけではなく、ネットワーク経由のプリントや住基カードを利用した行政サービスのプリントサービスなど多角的な運用によって、サービスの浸透を目指す心づもりだ。

「1986年からコピーサービスとして提供してきたが、ユーザーニーズは常に移り変わってきた。持ち込みコピーから、電子データのプリントスキャン、そして外部コンテンツのプリントへ。現在の需要の中心にはモバイル端末の存在がある。トラフィック量が今後5年で約10倍になり、多くの情報が市場に氾濫する。いつでもどこでもプリントできるインフラを整備する。そこに可能性があると思っている」(谷屋氏)

企業向けにも、顧客に提出してもらう申請書などのPDFファイルをネットワークプリントにアップロードし、必要に応じてコンビニで出力する「掲示板サービス」などの新規サービスも提供する予定とのことで、コンビニを中心とした社会インフラの拡充にシャープとして更に寄与していきたい考えを強調していた。