最近フュージョン・コミュニケーションズの存在力が増している。 特に、同社が昨年12月に発表した「楽天でんわ」は、携帯電話の通話料が半額になるとあって印象深い。それ以前にもIP電話サービス「IP-Phone SMART」を個人ユーザー向けに投入しており、電話サービスの品揃えがより充実したといえる。最近では「楽天でんわ」の国際電話無料キャンペーンや、「IP-Phone SMART」の国内通話一日無料キャンペーンも展開し注目を浴びている。では、同社の法人向けサービスにはどのような商品があるか、ここでは「マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略」に登壇する徳永克也氏が語る同社の法人向け電話サービス、BYODサービスについて紹介しよう。

マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略」への参加申し込みはこちら(参加費無料 3月11日(火)開催、東京・汐留、開場9:30~)

個人向けには「楽天でんわ」、では、法人向けには……。会社の携帯電話コストをBYODで下げる

フュージョン・コミュニケーションズ株式会社 執行役員 事業推進部 部長 徳永克也 氏

現在、楽天グループの一員であり、総合商社の丸紅が経営参画しているフュージョン・コミュニケーションズ(以下、フュージョン)は、2000年にIP電話のパイオニアとして創業。以降、気軽でリーズナブルに利用できるコミュニケーションサービスを投入している。

高品質通話である「楽天でんわ」の法人向けサービス版とも呼べるのが同社の公私分計サービス「モバイルチョイス050」(以下、モバチョ050)だ。 モバチョ050を契約した企業の企業内ユーザーが個人の携帯電話を利用して社用通話をする際、ダイヤルの先頭に0037-67を付けると、その通話については、1)通話料金が自動的にまとめられフュージョンより導入企業に対し直接請求がある、2)相手先の画面上に表示される発信者通知電話番号が050で始まる電話番号で表示される。

この050電話番号は企業がフュージョンと契約する際に、各携帯電話に対してフュージョンから付与される社用電話番号だ。その携帯電話を呼び出す際には表示された050番号をダイヤルする。社用には個人の携帯電話番号を利用せず、050番号が発着信ともに利用され、仮想社用携帯電話が個人の携帯電話に存在するかのように利用できる。後ほど紹介する無料の「クラウド電話帳」をスマホやフィーチャーフォンに登録すると、ダイヤルする手間が省略できる。

「『モバチョ050』により、携帯電話2台持ちや、通話料の精算(公私分計)の手間が企業内ユーザーからなくなるのみではなく、導入企業側にとっても、携帯電話端末の支給、基本料金の支払い、精算・振込事務等から解放されるなど、大きなメリットが得られます。さらには、利用金額最大値、通話の時間帯、国際電話発信の可否などを050番号個別に設定することもでき、より計画的に社用電話が活用できます。姉妹商品である『モバイルチョイス』と合わせると導入は数万社に上ります。」と同社執行役員 事業推進部部長の徳永克也氏は語る。

「クラウド電話帳」と「フュージョン セキュア ドライブ アップ」で更にBYOD

「クラウド電話帳」は電話番号データをクラウド上に格納し、携帯電話本体の電話帳にデータを残さず電話発信を行えるサービスで、携帯電話紛失時に管理者が当該ユーザアカウントをロックすることも可能なので、顧客情報の流出リスクを軽減できる。ビジネス用とプライベート用とにデータを分けて、ビジネス用は社内での電話番号の共有化を図るのにも利用できる。電話帳機能のほかに、ファイル共有やファイルのWeb宅配URL生成サービスも無料で利用できるのが特徴だ。

「実は、『クラウド電話帳』は有料サービスである『フュージョン セキュア ドライブ アップ』(以下、FSDApp)のサブセットなのです」と徳永氏。 「FSDApp」には「クラウド電話帳」の機能に加えて、音声メモ、写真データ、スケジュールデータなどの管理も可能。外出先からモバイルデバイスにデータを残すことなくセキュアに、タイムリーにオフィスPCやサーバとデータ共有できる。例えばモバイルデバイスで撮影した工事現場写真を瞬時にクラウド上の共有フォルダに格納することにより、建設会社の日報管理に利用したり、共有フォルダ内の最新のカタログデータや仕様書データを出先での商談で手持ち資料がなくても共有できたりするなど、BYODに向いたクラウドサービスである。 導入初期費用は無料で、現在6ヶ月利用無料キャンペーンを実施中である。

「マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略」では、徳永氏が同社のサービスのメリットを明らかにし、モバイル戦略を推進するための、「使えるサービス」の見極め方を教えてくれるはずだ。

カンファレンス概要

  • カンファレンスタイトル: マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略
  • 開催日程: 2014年3月11日(火) 10:00~(開場9:30~)
  • 開催場所: ベルサール汐留
    〒104-0061 東京都中央区銀座8-21-1住友不動産汐留浜離宮ビル
  • 定員: 500名(入場無料) / 申し込み締切: 2014年3月10日(月) 21:00