国土地理院はこのほど、2月16日に実施した西之島周辺の空中写真撮影の写真や立体図などを「地理院地図(電子国土Web)」で公開した。

国土地理院は航空機「くにかぜIII」を硫黄島に向けて派遣し、防衛省の協力を得て、小笠原諸島を対象に2月中旬から下旬にかけて空中写真の撮影を実施しており、この業務の一環として西之島周辺の撮影が2月16日に行われた。今回は、昨年12月4日と12月17日に続き3回目の撮影となる。

撮影した空中写真の解析結果によると、新たに噴出した溶岩などの海面上の体積は、12月17日時点では約80万立方メートルだったが、2月16日には東京ドームの約6倍にあたる約790万立方メートルまで増加していたという。

西之島周辺部の空中写真(発表資料より)

2013年12月4日、2013年12月17日、2月16日の3時期の比較(発表資料より)