富士ゼロックスは、図面改訂のチェック作業を支援する特定業務向けソリューションの機能を強化した「図面差分検出ボックス2」の発売を2月7日より開始すると発表した。

デジタル複合機ApeosPortシリーズにアプリケーションソフトウェアがインストールされたボックスを取り付けることにより、複合機の機能と連携して顧客の特定業務の改善を実現する。

「図面差分検出ボックス2」

建設業や製造業における図面の改訂チェック作業は、依然として目視による作業が一般的だが、本製品は改訂前と改訂後の図面を比較し、変更箇所を一目瞭然にすることで、図面改訂業務の効率性と正確性を高めるソリューションを提供する。

改訂前後の図面の入稿は紙媒体、電子媒体の両方に対応し、図面原稿を複合機からスキャンまたはパソコン上のWebブラウザーで取り込み、異なる部分を検出し色を変えて表示。差分検出結果をプリント出力したり電子ファイルとして出力することが可能で、これまで目視で確認していた場合、A3図面1枚あたり約30～40分かかっていたチェック時間を約4分～5分と大幅に短縮。作業環境の効率化を図るとともに、チェック漏れの削減などの品質向上にも貢献する。

また、「図面差分DocuWorks連携オプション」を新たに搭載する事で、顧客から要望の多かった、より高度な図面差分検出機能である「部分図指定機能(部分図を指定するとき、新旧原稿で異なる位置を指定)」「検出領域指定機能」を提供。

さらに、電子入稿(電子データの差分を取る)と電子出稿(結果データを電子で取る)をDocuWorks Desk上から操作でき、DocuWorksで図面ハンドリングと文書ハンドリングをシームレスに連携し、効率的な操作環境を提供する。