キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は11月18日、スパムメール対策から誤送信対策まで対応可能なメールセキュリティアプライアンス製品「SpamSniper(スパムスナイパー)」の取り扱いを開始すると発表した。発売する製品は、電子メール処理件数 1日最大12万件から150万件まで処理できる4製品。

メールセキュリティアプライアンス製品「SpamSniper」

「SpamSniper」は、スパム・ウイルスメール対策からメール誤送信対策までを1台で実現したメールセキュリティアプライアンス製品で、ユーザー数の制限がなく、ハードウェアのスペックに応じた価格体系となっている。そのため、ユーザー数が増加した場合も追加費用が不要で、運用コストを抑えることができる。

アンチスパム・アンチウイルスのほか、送信メールの「添付ファイル暗号化」、「上司(決裁)承認」、「送信遅延」など、情報漏えい・誤送信対策機能を標準搭載している。

また、はじめてスパムメール対策製品を導入する場合には、ブリッジモードを選択することで、既にネットワーク上に設置されているメールサーバやDNSなどの設定を変更することなく、スパムメール対策システムを構築することが可能。プロキシモードで利用された他のスパムメール対策製品からリプレースする場合は、プロキシモードを選択することにより、従来のネットワーク環境をほぼそのまま踏襲した状態で導入することができる。

また、全機種にバイパスカードを標準搭載。ハードウェアやOS障害などの異常が発生した場合でもSMTP通信を自動的にバイパスさせるため、電子メールを介した業務の停止は発生しない(本機能はブリッジモード選択時のみ利用可能)。

ブリッジモード構成例(上)、プロキシモード構成例(下)