エヌ・シー・エル・コミュニケーション(NCLC)は2013年11月18日、米国のスイッチベンダーPica8と国内総代理店契約を締結したことを発表した。また、国内販売パートナーとして、ソフトバンクBB、日商エレクトロニクスなどの3社と代理店契約を締結した。

Pica8は、高性能商用スイッチチップとODMメーカー製のホワイトボックスを用いてコモディティ化されたスイッチハードウェアに、オープンアーキテクチャでマルチプロセス構造を実現したスイッチソフトウェア「PicOS」を搭載することで、コストを抑えつつ、主流なスイッチ製品と同等の性能を保証しているという。

PicOSは、「OpenFlow」を完全にサポートしており、L2/L3スイッチングと組み合わせて、ハイブリッドなSDNを構築することも可能だ。

Pica8のオープンネットワーキングアーキテクチャ

NCLCは、2012年4月よりPica8製品の取り扱いを開始し、オープンでスタンダードな商用OpenFlowスイッチとして、かつ高性能で圧倒的なコストメリットを持つデータセンター向けL2/L3スイッチとして、実績を重ねてきたという。今後は、オープンネットワーキングによるコストメリット・性能メリットを訴えて、さらなるPica8製品の拡販を目指すとしている。