日立製作所は9月19日、ビッグデータやクラウドのシステム基盤向けに処理性能を強化した統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony BS500」の「BS520Hサーバブレード」、日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」の「HA8000/RS210-h」と「HA8000/RS220-h」を9月20日から販売開始すると発表した。

「BS520Hサーバブレード」と「PCI拡張ブレード」

また、サーバ管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager」について、11月29日から「BladeSymphony」、「HA8000シリーズ」への標準添付を開始する。

今回発表された「BladeSymphony」および「HA8000シリーズ」は、Intel Xeon E5-2600 v2製品ファミリーを搭載し、従来モデル比で約1.3倍の処理性能を実現。処理性能の強化に加え、高速メモリの採用と、ストレージ容量の強化を行った。

「HA8000/RS220-h」

また、「HA8000シリーズ」において、オプションとして、データベースの処理の高速化を可能にするPCI(Peripheral Components Interconnect)接続型フラッシュドライブボードをサポートするとともに、「BS500」において、「BS520Hサーバブレード」と接続してPCI接続型フラッシュドライブボードを従来比3倍の最大6台まで搭載できるオプション製品「PCI拡張ブレード」を開発。ビッグデータやクラウドのシステム基盤向けの性能、機能を強化した。

各製品の主な仕様と価格は、「BS520Hサーバブレード」が、メモリは最大768GB、ストレージ容量は最大2.4TBで、価格は48万8,250円から。「HA8000/RS210-h」が、メモリは最大768GB、ストレージ容量は最大9.6TB、価格は56万9,100円から、「HA8000/RS220-h」が、メモリは最大768GB、ストレージ容量は最大19.2TB、価格は59万4,300円からとなっている。