富士通は9月11日、同日インテルが発表した最新CPUを搭載した「FUJITSU Server PRIMERGY」2WAYサーバ7モデルおよび1WAYサーバ1モデルをの販売を同日より開始した。

今回、2WAYサーバのラインナップに新たに追加する7モデルは、従来比最大約50%の性能向上を実現した最大12コアの最新CPU「Intel Xeon E5-2600v2 製品ファミリー」を搭載するとともに、最大搭載メモリ容量を従来に比べ2倍に拡大している。また、4コア~12コアまでCPUラインナップを揃え、低消費電力CPU「Intel Xeon E5-2630Lv2/2650Lv2」も選択可能。そのほか、大容量メモリ「64GB DDR3 1333 LV-Load Reduced DIMM」を採用し、現行機と比べ2倍の最大1.5TBまで拡張可能としている。

2WAY1Uラック型サーバ「PRIMERGY RX200 S8」

さらに、従来、サーバ本体に標準搭載したリモートマネジメントコントローラiRMC S3の監視対象範囲はCPUやメモリ、筐体内温度までだったが、今回、新たに標準搭載するiRMC S4は、その監視対象範囲をHDD温度やRAIDステータスまで拡大。電力使用量の履歴採取可能期間を1年から5年へ拡張し、サーバ本体のライフサイクルにおける電力使用量の保存が可能となり、前年比の電力実績を元にした運用計画の立案が可能。

2WAYタワー型サーバ「PRIMERGY TX300 S8」

2WAYブレード型サーバ「PRIMERGY BX924 S4」

さらに、中堅中小市場において幅広く利用されている1WAYサーバのラインナップに追加した「PRIMERGY TX140 S2」にも、従来比最大約10%の性能向上を実現した最新の「Intel Xeon E3-1200v3 製品ファミリー」を搭載している。また、最新のデュアルコアCPU「Intel Core i3-4330、intel Pentium G3420を揃え、選択可能としている。

1WAYタワー型/ラック型サーバ「PRIMERGY TX140 S2」

また、ラック型/タワー型/ブレード型サーバの6モデルにおいては、新ハードウェア監視モジュール「リモートマネジメントコントローラiRMC S4」を標準搭載し、ハードウェア監視機能、信頼性を強化している。

ラインナップは以下の表のとおり。

製品名 仕様 価格(税別) 提供開始時期
2WAY1Uラック型サーバ PRIMERGY RX200 S8 Xeon E5-2603v2 (1.80GHz/4コア)×1、4GB LV-Registered DIMM×1 35万1,000円 9月下旬
2WAY2Uラック型サーバ PRIMERGY RX300 S8 Xeon E5-2603v2 (1.80GHz/4コア)×1、4GB LV-Registered DIMM×1 36万円 9月下旬
2WAY4Uラック型サーバ PRIMERGY RX350 S8 Xeon E5-2603v2 (1.80GHz/4コア)×1、4GB LV-Registered DIMM×1 44万6,000円 9月下旬
2WAYタワー型サーバ PRIMERGY TX300 S8 Xeon E5-2603v2 (1.80GHz/4コア)×1、4GB LV-Registered DIMM×1 39万4,000円 9月下旬
2WAYブレード型サーバ PRIMERGY BX924 S4 Xeon E5-2603v2 (1.80GHz/4コア)×1、4GB LV-Registered DIMM×1 44万3,000円 0月下旬
2WAYマルチノードサーバ PRIMERGY CX250 S2 Xeon E5-2603v2 (1.80GHz/4コア)×2、4GB LV-Registered DIMM×2 42万7,000円 9月下旬
2WAYマルチノードサーバ PRIMERGY CX270 S2 Xeon E5-2603v2 (1.80GHz/4コア)×2、4GB LV-Registered DIMM×2 48万1,000円 9月下旬
1WAYタワー型/ラック型サーバ PRIMERGY TX140 S2 Pentium G3420 (3.2GHz/2コア)×1、4GB LV-Unbuffered DIMM×1 17万9,000円 10月上旬