ゾーホージャパンは7日、アプリケーション監視ツール「ManageEngine Applications Manager」の機能を強化し、最新版「リリース 11.1」として提供を開始したと発表した。同製品は、評価や導入の支援を含めた「ManageEngine アプリケーション監視ソリューション」として販売されている。

Applications Managerは、Webアプリケーション、アプリケーションサーバ、Webサーバ、データベース、クラウドサービスなど、ネットワークに接続されたビジネスアプリケーションを統合監視するツールで、ITサービスの状態の把握や、予防保守、障害対応を支援する。

「ManageEngine Applications Manager」

今回、発表された最新版では、NoSQLデータベースに分類される、Apache Cassandra、MongoDB、Redisの監視、クラウド プラットフォーム Windows Azureの監視、Microsoft.NETのトランザクション監視に対応。また、インターネット上に公開されたWebサイトの可用性をあらゆる地域から監視する「ManageEngine Site24x7」(Site24x7)との連携機能も追加されている。

主な特徴として、MongoDBの監視については、ノード間の関係性を可視化し、各データベースのステータスを評価。RedisとRedisを利用したアプリケーションの使用量を把握し、最適化を支援する。

また、Windows Azure上で稼働する、あらゆるクラウド基盤のアプリケーションを監視します。CPU使用量、メモリ使用量などを監視するほか、.NETコンポーネントのApdex評価機能では、アプリケーションのパフォーマンスをエンドユーザの満足度として評価し、マネージャ層のステータス把握と迅速な判断を支援する。

そのほか、クラウド型Webサイト監視ツール「Site24x7」との連携し、Site24x7が提供する監視拠点群からインターネット経由で公開Webサイトにアクセスしたときのパフォーマンスを一元的に監視。Site24x7が生成するアラームをApplications Managerに集約できるようになった。

価格は、「ManageEngine Applications Manager Professional Edition 250モニタ&1ユーザ版 ライセンス 初年度保守サポート付」が244万6000円(税別)。