CGMマーケティングは5月23日、同社の提供するTwitterアカウント運用支援ツール「Tweetmanager」に不正アクセス対策を目的とした新機能を追加した。

Tweetmanagerは、Twitterを活用したマーケティングの円滑な運営・管理と効果測定のサポートを目的としたツールで、官公庁や企業のTwitter担当者を対象に提供されている。同ツールでは、Twitterへの投稿の前に異なるパスワードによる2段階の認証を設けるなどして、不正アクセスによるなりすましのリスクが抑えられている。

現在、日本ではネット選挙解禁により、なりすましに対する懸念がこれまで以上に高まっており、このほど同ツールにセキュリティを高めるための2つの機能が搭載された。

ひとつは利用環境を制限する機能で、これにより、あらかじめIPアドレスを指定して同ツールの利用環境をオフィスなどに限定することが可能になる。決められた場所からしかTwitterへ投稿できなくなるため、なりすましのリスクを抑えられる。

ふたつめは、不正な投稿があった際に通知するアラート機能。同ツールで管理しているTwitterのアカウントがハッキングされて、同ツールを経由しない投稿が行われた場合に、警告メールを担当者に送信する。

なお同社は、セキュリティ対策に特化した「Tweetmanager for Security」の販売を6月14日から開始する予定。Tweetmanager for Securityはトレンド分析やレポートといった効果測定機能などを省いて価格を下げたバージョンで、2段階認証、利用環境の制限、警告メールなどのセキュリティ関連機能やRSS更新時の自動投稿機能は通常版と同様に利用できる。