The Universal Operating System

Debian GNU/Hurdチームは5月21日(協定世界時)、Debian GNU/Hurdの最新版となる「Debian GNU/Hurd 2013」を公開した。「Debian GNU/Hurd 2013」はDebian "sid"のスナップショットをベースとしたディストリビューション。カーネルにはGNU Hurdを採用。Debian "wheezy"がリリースされたタイミングのソースコードをベースとしており、多くのコードがDebian "wheezy"と共通している。

Debian GNU/HurdはDebianプロジェクトがリリースする公式のバージョンではないが、成果物の多くは公式版と共通となっている。提供されているアーキテクチャはi386版のみで、10,000を超えるソフトウェアパッケージが提供されている。これはDebian向けに提供されているソフトウェアパッケージの75%強ほどに相当する。

DebianプロジェクトではLinuxカーネルのみならずDebian GNU/kFreeBSDのようにカーネルにFreeBSDカーネルを採用したディストリビューションも提供している。Debian GNU/HurdもそうしたLinuxカーネルを使わないディストリビューションのひとつ。